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[技術者のひとこと] 60Hzと50Hz。そして、フリッカー。

2015-12-07(月) 技術者のひとこと

 カメラを使っていて、動画で、画面がチラチラするのを見たこと

無いでしょうか?

今回はその原因を紹介します。

カメラは、フレームレートと呼ばれる1秒当たりの静止画をパラパラ漫画

のように連続して表示して動画のように見せています。

一般的なテレビでは、1秒当たり60枚の静止画を表示して動画に

しています。

つまりカメラもこのレートで撮影するのが好ましいのです。

しかし、ここで問題があります。それは電源の周波数です。

東日本は50Hz、西日本は60Hzと聞いた事があると思います。

なぜだか、ご存知ですか?

実は…。

最初に買った発電機がアメリカ製だったか、ドイツ製だったかの差!

という何とももどかしい理由なのです。

欧州は50Hz、アメリカは60Hzなので、日本で混在するのは

この理由なのです。

では、なぜ電源がカメラのチラつきに影響するのでしょうか?

WS000000

蛍光灯はずっと光っているように見えますが、実は電源と

同じように明るくなったり暗くなったりを繰り返しています。

(解りやすいように、マス目にしてあります。)

西日本の場合、カメラの周期も60Hzなので、蛍光灯の点灯周期と

ばっちりと合う為、チラつきは起きません。

WS000002

変って東日本ですが、電源は50Hzなので、カメラのサンプルレートと

比較して点灯周期が少し時間が長くなります。

つまり最初のフレームを100%とすると、点灯周期と合わなくなるため、

1画面の明るさが微妙に変って行きます。

(暇な方が居たら、マス目を数えて見て下さい。)

これがちらつきの原因、フリッカーと呼ばれるものです。

しかしながら、東日本で電力が不足した時に、西日本から電力が

送れない理由が、これだというので、何とかすべきなのでしょうが、

もう無理なんでしょうねー。

補足

上記図では、蛍光灯の点灯周期を60Hz、50Hzとしていますが、

実際は倍の120Hzと100Hzになります。

(詳しくはAC電源でググッて見て下さい)

また、西日本ではフリッカーが起きない訳ではありません。

フレームレートやシャッタースピードによっては出る場合もあります。